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挨拶
超高齢社会の到来とともに、上手に食事ができない高齢の方が急速に増加してきています。多くの病院では担当医、栄養サポートチーム、摂食・嚥下チームが工夫をこらしながら様々な方法で栄養を補給し、生命の維持、回復を試みていますが、口から食べる機能を回復、維持するには、病院だけの取り組みではなかなかうまくいきません。そこには地域の介護施設や在宅医療に携わる多くの人たちの手助け、連携が必要となり、まさに「地域の力」が問われてきます。この課題に頭を悩ませていたところ、京都、滋賀のエキスパートの先生方のお力で、この会が設立することになりました。
「いつまでも食事を楽しめる京都、滋賀」を実現するため、皆さまには、この会を大いに利用していただければと願っています。折しも、京都府では「段階的嚥下調整食共通基準」、「摂食・嚥下連絡票」の導入が承認され、これから広域での普及の試みがはじまろうとしています。京都府、滋賀県各地で有志の先生方にご指導をいただきながら、「栄養を介した地域連携」を共に進められたらと考えています。
会の設立に当たり京都、滋賀の多くの管理栄養士、言語聴覚士、摂食嚥下認定看護師の先生方にご尽力をいただきました事、この場をかりまして御礼申し上げます。また、京都府医師会、京都府歯科医師会、京都府看護協会、京都府栄養士会、京都府言語聴覚士会、京都府歯科衛生士会、京都府介護支援専門員会には、私どもの要望をお聞き入れいただき深謝しております。
なかでも京都府医師会 森洋一会長、北川靖副会長には格別の御配慮、御尽力賜りましたこと、会を代表しまして重ねて御礼申し上げます。
2010年11月吉日
京滋 摂食嚥下を考える会
顧問 荒金英樹
愛生会山科病院 外科
日本料理アカデミー 京料理 せんしょう提供